ポレンスケー価(読み)ポレンスケーカ

化学辞典 第2版 「ポレンスケー価」の解説

ポレンスケー価
ポレンスケーカ
Polenské value

油脂類などの試料5 g をE. Polenskéの蒸留法によって処理したときに得られる非水溶性の揮発性脂肪酸を,中和するのに必要な0.1 mol L-1 水酸化カリウムのエタノール溶液の体積(mL)の値をいう.主としてバターなどの食用油脂を鑑別するのに用いられ,ライヘルト-マイスル価とともに重要である.普通の油脂は0.5以下であるが,バター脂は1.5~3.5,やし油パーム核油では10~18である.また,ポレンスケー価とライヘルト-マイスル価から,バター中に偽和されるやし油やパーム核油のおおよその量を推定することができる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む