ポール・ゲルハルドナトルプ(その他表記)Paul Gerhard Natorp

20世紀西洋人名事典 の解説

ポール・ゲルハルド ナトルプ
Paul Gerhard Natorp


1854.1.24 - 1924.8.17
ドイツ哲学者,教育学者。
元・マールブルク大学教授。
デュッセルドルフ生まれ。
新カント学派のひとつマールブルク学派に属し、H.コーエンの影響を受け、固有の法則に従い自己の様々な対象を生み出していく働きとして意識を捉え、文化全体をこの意識の働きによって、内面的統一的に理解し、基礎づけようとした。独特の「一般心理学」の研究に尽力し、また、ヘルバルトが開拓した近代教育学に哲学的な基礎づけを与え、教育学は社会的教育学であるべきで、家庭、学校、社会の各段階を経て社会の一員にまで形成される必要がある事を説いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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