20世紀西洋人名事典 「ポールデュカース」の解説
ポール デュカース
Paul Dukas
1865.10.1 - 1935.5.17
フランスの作曲家。
元・パリ音楽院教授。
パリ生まれ。
パリ音楽院で学んでいたときに、ドビュッシーと親しくなる。作風は、ドビュッシーが印象主義を開拓したのと対称的に、彼はベートーベンなどの管弦楽法、18世紀のラモーの古典精神を継承している。代表作として、「交響曲ハ長調」(1896年)、ピアノ曲「ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲」(’02年)等がある。1910〜13年にはパリ音楽院の管弦楽法教授、’28〜35年には同音学院作曲科教授などを歴任した。’34年にはアカデミー会員に選ばれている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報