20世紀西洋人名事典 「ポールプファイファー」の解説
ポール プファイファー
Paul Pfeiffer
1875.4.21 - 1951.3.5
ドイツの無機化学者。
元・ボン大学教授。
A.ウェルナーにチューリヒ大学で学び、1916年ロストク、’19年カールスルーエ、’22年ボン大学各教授を歴任。クロム錯体のシス‐トランス異性体を発見し、立体配置を光学活性な錯イオンをもつ塩の溶解度等から決定した。又多くのキレート錯体を合成し、ニッケルジメチルグリオキシムや、フェーリング溶液中の銅錯体等の構造を決め、さらに配位説の概念を結晶構造の理論に導入した。著書に「Organische Molekülverbindungen」(’22年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報