20世紀西洋人名事典 「ポールベルナ」の解説
ポール ベルナ
Paul Berna
1913.(1908.説あり) -
フランスの児童文学作家。
現代の最も優れた物語作家の一人。1954年SF作品「星の世界の門」と続編「空の大陸」(’55年)で作家として出発。同年発表の推理サスペンス仕立ての「首なし馬」は現代フランス児童文学の傑作の一つに数えられ、少年少女たちの賢さ、創意、強さ、勇気、実行力が活写されている。作品はいずれも少年少女の活躍する推理小説で、国際アンデルセン賞、フランス児童文学大賞などを受賞。他の作品に「町のアコーディオンひき」(’56年)、「尾行された少年たち」(’56年)、「辻音楽師」(’56年)、「オルリー空港22時30分」(’57年)、「ベレニス号の漂流」(’69年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報