20世紀西洋人名事典 「ポールポアレ」の解説
ポール ポアレ
Paul Poiret
1879 - 1944
フランスのファッション・デザイナー。
パリ生まれ。
生地商人の息子として生まれ、幼少から演劇、絵画、服飾に興味を持つ。ジャック・ドゥーセの店で修業をし、1904年婦人服店を開く。’06年以降、コルセットで締めつけたそれまでの婦人服をくつがえす、女性を直線でとらえたコルセットなしのシンプルな服を発表。また緩やかな東洋風のキモノやパンタロンなどをとり入れ、オリエンタル・ブームをまきおこしたほか、マネキン・ガールを使ったファッション・ショーを開くなどしてファッションを社会的事件にした。’20年代に入ってシャネルなどの新しいデザイナーの進出により、貧困と病苦のうちに死去した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報