病苦(読み)ビョウク

精選版 日本国語大辞典 「病苦」の意味・読み・例文・類語

びょう‐くビャウ‥【病苦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語四苦、あるいは八苦一つ衆生の病気の苦しみ。
    1. [初出の実例]「作人作思、病苦之怨易招」(出典:性霊集‐八(1079)講演仏経報四恩表白)
    2. [その他の文献]〔大乗義章‐三本〕
  3. 病気で苦しむこと。病気の苦痛。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「一心不乱に仙術に傾く人は病苦なく貧苦なく」(出典:浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む