マイクロサージェリー(その他表記)microsurgery

翻訳|microsurgery

デジタル大辞泉 「マイクロサージェリー」の意味・読み・例文・類語

マイクロサージェリー(microsurgery)

ルーペや顕微鏡下で行う微細な手術。特殊な器具や糸を使用し、直径1.5~3ミリメートル程度の血管神経をつなぐことができ、事故けがなどで損なわれた部位器官再建手術に用いられる。顕微外科微小外科。→スーパーマイクロサージェリー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロサージェリー」の意味・わかりやすい解説

マイクロサージェリー
microsurgery

手術用顕微鏡を用いて,微細で肉眼的には困難な個所に行う手術をいう。 1921年にイヌ内耳で実験的手術が行われたのが最初である。その後,主として耳鼻科で行われ,次いで眼科領域に導入された。脳外科では,57年に聴神経鞘腫の手術に用いられたのを初めとして,脳の微小血管吻合など,マイクロサージェリー独特の手術も行われるようになった。近年,脳神経外科手術の成績が向上したが,その要因一つといえる。

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世界大百科事典(旧版)内のマイクロサージェリーの言及

【耳鼻咽喉科】より

… 耳には音を伝える鼓膜,耳小骨,音を感じる蝸牛のほかに平衡機能をつかさどる耳石器,半規管があり,その障害は難聴,めまい,ふらつきなどを起こす。耳科学の診療には手術用顕微鏡は不可欠で,鼓膜形成術,耳硬化症に対するあぶみ骨手術など,中耳伝音系を修復再建し,聴力改善をはかる手術,聴神経腫瘍に対する手術など,顕微鏡手術(マイクロサージェリー)が行われている。 鼻科領域では外鼻,鼻腔,副鼻腔の疾患が扱われ,炎症,アレルギー,外傷,腫瘍などがある。…

※「マイクロサージェリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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