マグネソン

化学辞典 第2版 「マグネソン」の解説

マグネソン
マグネソン
Magneson

4-[(4-nitrophenyl)azo]-1,3-benzenediol.C12H9N2O4(259.23).p-ニトロアニリンジアゾ化したのち,弱アルカリ性でレソルシノールにカップリングさせると得られる.赤褐色の粉末.分解点199~200 ℃.水に難溶,アルカリ性水溶液に易溶(紫色),エタノールアセトンに可溶.水酸化マグネシウムのコロイド状沈殿に吸着され,レーキをつくり青色を呈する.反応は鋭敏で,マグネシウムの検出用試薬として用いられる.pH 11.0以下で黄色,pH 13.0以上で紫色を呈するので,酸塩基指示薬としても用いられる.[CAS 74-39-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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