マグネシウムの水酸化物。天然にブルース石として産出する。マグネシウム塩の水溶液(工業的には海水なども用いられる)にアルカリを加えることによって製造される。100℃まで加熱しても分解しないが、それ以上の温度では酸化マグネシウムと水とに分解する。水にはほとんど溶けないが、アンモニウム塩や酸を含む水溶液には溶け、弱いアルカリ性を示す。金属マグネシウムの原料、重油ボイラー腐食防止剤、亜硫酸ガス公害防止剤などのほか、下剤、制酸剤などとしての用途がある。
[鳥居泰男]
化学式Mg(OH)2。天然にブルーサイトとして産出する。マグネシウム塩の水溶液に水酸化ナトリウムなどの強アルカリを加えると,白色,コロイド状の沈殿として生ずるが,アルカリ溶液中で加圧下で熱すると三方晶系の結晶となる。比重2.36。赤熱すると酸化マグネシウムMgOとなる。水に難溶で,飽和溶液の濃度は1.9mg/l(18℃)。水溶液はわずかにアルカリ性を示す。
執筆者:曽根 興三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Mg(OH)2(58.32).天然には水滑石(ブルース石)として産出する.酸化マグネシウムと水との反応,またはマグネシウム塩の水溶液にアルカリを加えると得られる.白色の粉末.密度2.36 g cm-3.350 ℃ で水を放ち酸化マグネシウムを生じる.水に難溶,アンモニウム塩水溶液に可溶.酸に溶けてマグネシウム塩を生じる.水溶液はアルカリ性で,二酸化炭素を吸収して炭酸水酸化物塩MgCO3・Mg(OH)2を生じる.パルプの製造,排煙脱硫剤,中和剤,難燃剤,ガラス添加剤,フェライト原料,肥料,医薬品(制酸剤,下剤)などに用いられる.[CAS 1309-42-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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