マシラグモ(読み)ましらぐも

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マシラグモ」の意味・わかりやすい解説

マシラグモ
ましらぐも / 猿蜘蛛

節足動物門クモ形綱真正クモ目マシラグモ科の総称。主として洞窟(どうくつ)性であるが、洞窟外でも落葉層にみられる。体長2、3ミリの褐色のクモで、歩脚は、糸のように細くて長い。目は6個で、前方に4個並ぶほか、すこし離れて後方に2個ある。洞窟ごとに部分的形態を異にしており、種類数は多い。網は棚状である。

 日本のマシラグモ類は広義に解してLeptoneta一属にまとめられる。洞窟にすむものは隔離による種分化が多く知られ、研究の好材料の一つである。マシラとはサルの意味であるが、サルとは関係がなく、サルのすむような森林にいるという意味で名づけられた。

[八木沼健夫]

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