デジタル大辞泉 「マダインサーレ」の意味・読み・例文・類語 マダイン‐サーレ(Mada'in Saleh) サウジアラビア北西部にある古代都市の遺跡。遊牧民のナバテア人によって建設され、紀元前1世紀から紀元後1世紀にかけて栄えた。古代ローマに征服され、交易の要地としての役割を失い、廃墟になったと考えられている。岩盤を掘り込んで作られ、アッシリアやギリシャの影響を受けた装飾が施された霊廟れいびょう群のほか、ナバテア文明以前の碑文や洞窟絵画などが残っている。2008年、「アルヒジュルの古代遺跡(マダインサーレ)」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。アルヒジュル。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例