共同通信ニュース用語解説 「マダニが媒介する感染症」の解説
マダニが媒介する感染症
マダニはさまざまな病原体を保有する。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はウイルスが原因の病気で、致死率が高いのが特徴。国内では約2割に上る。日本紅斑熱は発熱や発疹を伴う。また最近では、ダニ媒介脳炎による死亡例も確認されたほか、クリミア・コンゴ出血熱は危険性が極めて高い1類感染症に指定されている。マダニは野外に生息し、野山のほか畑やあぜ道にもいる。住宅内にいるダニとは種類が異なる。世界に800種類以上おり、日本には47種類が生息しているとされる。
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