マドレデディオス県(読み)マドレデディオス(英語表記)Madre de Dios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マドレデディオス県」の意味・わかりやすい解説

マドレデディオス〔県〕
マドレデディオス
Madre de Dios

ペルー南東部の県。県都プエルトマルドナド。東はボリビア北東はブラジルと国境を接する。アンデス山脈の北東斜面から,アマゾン低地にいたる丘陵地帯を占め,気候は高温多雨。大部分は熱帯雨林の密林におおわれ,網目状に流れるアマゾン水系のマドレデディオス川とその支流が定期的に洪水を起す。イネキャッサバ,バナナ,サトウキビが栽培され,ゴム,ブラジルナッツ,薬用植物,硬質材が移出される。県都から西のクスコ方面へ道路が通じているほかは,道路も未発達で,交通はおもに水路空路による。住民はおもにインディオメスティーソで,河岸に集中して住み,少数の日本人も住む。面積8万 5183km2。人口5万 800 (1991推計) 。

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