ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マフムート2世」の意味・わかりやすい解説
マフムート2世
マフムートにせい
Mahmût II
[没]1839.7.1. イスタンブール
オスマン帝国第 30代スルタン (在位 1808~39) 。国内的には軍事改革を中心とする近代化・西欧化改革に力を注いだが,対外的にはギリシアの独立を許し,エジプトのムハンマド・アリーの進出に悩まされるなど多難であった。 1826年イェニチェリ軍団を廃止して,中央集権国家体制を回復することに成功したが,1838年に結んだイギリス=トルコ通商条約はオスマン帝国の半植民地化を招く結果となった。
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