マラー石(読み)マラーせき

最新 地学事典 「マラー石」の解説

マラーせき
マラー石

mallardite

化学組成MnSO4・7H2Oの鉱物。満ばん,マラーダイトとも。単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a1.415nm, b0.650, c1.106, β105.60°, 単位格子中4分子含む。微細な繊維状結晶が皮殻状ないし鍾乳状集合。無~淡ピンク色,透明,ガラス光沢,脱水すると不透明の粉状となる。水に可溶劈開{001}に良好。硬度~2,比重1.85。薄片では無色,屈折率α1.462, γ1.474, 2V(+)大。MnはFe, Co, Cu, Znに置換され,同構造の緑ばん族を形成。室内で容易に脱水し,上国石やアイレス石に変化。マンガン鉱物を含む鉱床坑道の壁に各種含水硫酸塩鉱物とともに吹出し物として生成。日本では北海道檜山郡上ノ国町国鉱山から産出の記録がある。名称はフランス人鉱物結晶学者F.E.Mallard(1833~94)にちなむ。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 松原

「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです...

アサーションの用語解説を読む