デジタル大辞泉 「マリーツァ川」の意味・読み・例文・類語 マリーツァ‐がわ〔‐がは〕【マリーツァ川】 《Maritsa/Марица》ヨーロッパ南東部、バルカン半島の川。ブルガリア南西部、ロドピ山脈を源とし、ギリシャとトルコの国境を流れてエーゲ海に注ぐ。下流部の三角州一帯はラムサール条約登録地。ギリシャ神話のオルフェウスが八つ裂きにされて投げ込まれたという伝説がある。マリツァ川。ギリシャ語名エブロス川(ヘブロス川)。トルコ語名メリチ川。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マリーツァ川」の意味・わかりやすい解説 マリーツァ川まりーつぁがわMaritsa ヨーロッパ南東部、バルカン半島の川。ギリシア語名エブロスÉvros、トルコ語名メリチMeriç。ブルガリア南西部、ロドピ山脈のムサラ山(2925メートル)に源を発し、東流してパザルジク付近でトポルニツァ川Topolnitsaをあわせ、低地をさらに東流し、ギリシアとトルコの国境を南流してエーゲ海に注ぐ。全長525キロメートル、流域面積5万4000平方キロメートル。周囲の山地から流入する諸河川の開発により平野の土地改良が進められてきた。トルコのエディルネまで航行可能である。[三井嘉都夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例