20世紀西洋人名事典 「マルグリットデュラス」の解説
マルグリット デュラス
Marguerite Duras
1914.4.4 -
フランスの小説家。
サイゴン生まれ。
パリで法律などを学び、’35〜41年に植民地省に勤務した。その後、文学に専念して、「あつかましい人々」(’42年)で文壇にデビューする。その後「静かな生活」(’44年)等を書いた。「タルキニアの小馬たち」(’53年)からは徐々に抽象的心理小説に作風が変わり「モデラート・カンタービレ」(’58年)、「アンデスマ氏の午後」(’62年)など独自の愛の世界を書いている。脚本執筆、映画製作にも携わり「広島、わが恋」(邦題24時間の情事)(’59年)で、世界的な名声を得た。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報