ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルダン」の意味・わかりやすい解説 マルダンMardān パキスタン北部,カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル県にある町,地区。ペシャワル北東 50km,カブール川北岸の小支流に臨み,カシミール山地南麓に位置する。ペシャワル,ラワルピンディーとスワートの山岳地帯とを結ぶ交易路の要衝として発展。スワート用水路で灌漑される周辺農業地帯の商業中心地でもあり,コムギ,サトウキビなどを集散。マルダンの町の北西 11kmにアショーカ王時代の磨崖に刻まれた碑文がある。真鍮細工,木工品,手織り織物などの手工芸が盛んなほか,製糖工場がある。面積 3136km2。都市人口 24万4511(1998速報値),地区人口 142万3000(1981速報値)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by