現代外国人名録2016 「マルチェロリッピ」の解説
マルチェロ リッピ
Marcello Lippi
- 職業・肩書
- サッカー指導者 元サッカー・イタリア代表監督
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1948年4月11日
- 出生地
- ビアレッジョ
- 経歴
- 現役時代サンプドリアでリベロとして長年活躍。1982年34歳でサンプドリアのユース・コーチに就任。’85年イタリア・セリエCのポンテデーラで初めて監督となり、以後、様々なクラブで経験を積む。’92〜93年セリエAのアタランタ、’93〜94年ナポリを経て、’94年強豪ユベントス監督に就任、1年目でスクデットとコパ・イタリアの2冠を獲得。以後、ユベントスに黄金時代をもたらす。’96年UEFA欧州チャンピオンズリーグ(欧州CL)とトヨタカップ(現・クラブW杯)を制覇。同チームで3度のセリエA優勝を成し遂げ、’98〜99年シーズン途中に辞任。’99年〜2000年インテル監督を経て、2001年ユベントス監督に復帰。2002年チームを4季ぶりのセリエA優勝に導く。2003年セリエA連覇。2004年イタリア代表監督に就任。2006年W杯ドイツ大会は守備的戦術でイタリアを優勝に導き、史上初めてセリエA、欧州CL、W杯の3冠を獲得した監督となった。大会後、退任。2008年夏イタリア代表監督に復帰したが、2010年のW杯南アフリカ大会は1次リーグで敗退し、退任した。2012年中国の広州恒大監督となり、就任1季目で国内リーグとカップ戦の2冠を達成。2013年にはクラブをAFCチャンピオンズリーグ制覇に導く。2014年リーグ4連覇を達成し、シーズン終了後、勇退。ユベントスでセリエA5度優勝、欧州CL制覇、トヨタカップ優勝の名将で、クラブと代表の両チームで世界一を経験した初の監督。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報