まろうど神(読み)まろうどがみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「まろうど神」の意味・わかりやすい解説

まろうど神
まろうどがみ

客神ともいい,客人神とも書く。本位の神に対して客位の神をいう。ほかから新たに迎えられてやってきた神や,また外国から渡ってきた蕃神をさすこともある。通常社殿の中の一隅に祀られている。日本の民俗神は,勢力のある神のもとにさまざまな神が集ることを喜ぶ傾向があり,外からの神を従属的な形で受入れた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android