客位(読み)キャクイ

デジタル大辞泉 「客位」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐い〔‐ヰ〕【客位】

主・客の関係からみて、客としての地位。かくい。⇔主位
客のいる上座方向。⇔主位

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客位」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐い‥ヰ【客位】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 主人に対する客の地位。客の座席。かくい。
    1. [初出の実例]「衣冠を正しくして、秀郷を客位(キャクイ)に請ず」(出典太平記(14C後)一五)
    2. [その他の文献]〔礼記‐坊記〕
  3. 主となるものに対して、それを補い助ける地位。賓位。かくい。
  4. 生け花の花型で、天地の枝の出ている方向をいう。陰方。

かく‐い‥ヰ【客位】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 主人に対する客の地位。客の座席。きゃくい。
    1. [初出の実例]「時期仙は堅三を、東の方の客位(カクヰ)に請して」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山団円)
  3. 主となるものに対して、それを補い助ける地位。きゃくい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「客位」の読み・字形・画数・意味

【客位】きやくい

客席

字通「客」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android