まんだらどうやぐら群(読み)まんだらどうやぐらぐん

日本歴史地名大系 「まんだらどうやぐら群」の解説

まんだらどうやぐら群
まんだらどうやぐらぐん

[現在地名]逗子市小坪七丁目

名越なごえ切通の北側尾根の高地に日蓮行者の庵(妙行寺)があり、切通から庵一帯にかけて、鎌倉期の墳墓窟であるやぐらが一〇四基群在する。かつてはお猿畠さるばたけやぐら群とよばれたが、大部分が小字まんだらどうに存在するため、法性ほつしよう寺の裏山にあるお猿畠やぐら群と区別された。まんだらどうは曼荼羅堂の意で、死後供養を行う堂をさし、かつてこの地に供養堂が存在したことを伝承する地名である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 供養塔 名越

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む