マンネル(読み)まんねる(その他表記)Eeva-Liisa Manner

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マンネル」の意味・わかりやすい解説

マンネル
まんねる
Eeva-Liisa Manner
(1921―1995)

フィンランドの女性詩人劇作家、小説家、翻訳家。保険業や出版業に従事するかたわら、日本文学(川端康成・三島由紀夫作品など)を含め、多くの海外文学をフィンランド語に翻訳し、西洋のみならず東洋の文学や哲学に造詣(ぞうけい)を深める。代表的な詩集『この旅』Tämä matka(1956)では、西洋的な自由な音調と東洋的な造形表現を融合させて、死や孤独といった主題を描き、フィンランド語詩のモダニズムの中心的な詩人となる。同様な手法で恋愛や美の観念などについて描いた『華氏121』Fahreheit 121(1968)や『眠りし水』Kuolleet vedet(1977)などの詩集や、精神病を患う少女の深層世界を写実的に描いた戯曲『燃えたオレンジ色Poltettu oranssi(1968)などがある。

[末延 淳]

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