20世紀西洋人名事典 「マークラザフォード」の解説
マーク ラザフォード
Mark Rutherford
1831.12.22 - 1913.3.14
英国の官吏,小説家。
ベッドフォード生まれ。
本名ウイリアム・ヘイル・ホワイト〈William Hale White〉。
会衆派教会の牧師になるためチェスント・コレッジやロンドンのニュー・コレッジで教育を受けるが、異端的信仰のかどで放校され、海軍省に勤務する。そのかたわら、自分自身の経験をもとに理想主義の青年が教義に疑いを持ち、それから脱却して自己の生き方を見出していく精神的苦悩を描いた「マーク・ラザフォードの自伝」(1881年)やその続編「マーク・ラザフォードの救出」(1885年)を書く。又、スピノーザの倫理学などの英訳やバニャンの研究書を出版する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報