ミオイノシトール

栄養・生化学辞典 「ミオイノシトール」の解説

ミオイノシトール

 C6H12O6 (mw180.16).

 シクロヘキサンヘキソール,シクロヘキシトールともいう.6価のアルコール.すべてのヒドロキシル基リン酸エステル化されたものがフィチン酸多く異性体一つで,生体内でリン脂質の構成成分として,またリン酸エステル化されたものが信号伝達物質として重要な働きをする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のミオイノシトールの言及

【イノシット】より

…また過コレステロール症に対する医薬品としても用いられる。9種の立体異性体が理論的に可能であるが,天然にはミオイノシット(ミオイノシトール)など4種が確認されているだけである。ミオイノシットはほとんどすべての生物に存在しており,遊離の形で,またリン酸エステルやリン脂質の構成分として見いだされる。…

※「ミオイノシトール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む