ミクロワックス

化学辞典 第2版 「ミクロワックス」の解説

ミクロワックス
ミクロワックス
micro wax, micro crystalline wax

石油精製工程における減圧蒸留の留出油や残留油から分離される非結晶ろうを,脱油,精製して得られる微結晶性固体のろうをいう.普通のパラフィンろうに比べて融点粘度が高く,電気絶縁性にすぐれる.つや出し剤,電気絶縁材,防水剤ゴム配合剤などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミクロワックス」の意味・わかりやすい解説

ミクロワックス
microcrystalline wax

ミクロクリスタリンワックスともいう。石油系ワックスの一種パラフィンワックスノルマルパラフィン主成分とするのに対し,ミクロワックスはイソパラフィンまたはシクロパラフィンを主成分とする。白色あるいは淡黄色,融点 65~95℃で,接着力があり,柔軟性に富み,すぐれた電気特性を示す。電気絶縁用の保護被膜や含浸剤として使われるほか,パラフィンワックスとブレンドして,加工紙,紙コップなどの製造に使われる。

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