日本大百科全書(ニッポニカ) 「パラフィンろう」の意味・わかりやすい解説 パラフィンろうぱらふぃんろうparaffin wax 石油の常圧蒸留残油を減圧蒸留して留出した油から分離精製した炭化水素であり、石(せき)ろうともいう。主成分は直鎖状飽和炭化水素(ノルマルパラフィン、ノルマルアルカン)である。融点は49~71℃のものがあり、白色半透明の固体である。ろうそく、パラフィン紙、クレヨンなどの原料に用いられる。[難波征太郎][参照項目] | ろう 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
化学辞典 第2版 「パラフィンろう」の解説 パラフィンろうパラフィンロウparaffin wax 石ろうともいう.石油中に含まれる結晶性アルカンの混合物で,炭素原子数約20以上のn-アルカンを主成分とするろう.石油精製工程で含ろう油の脱ろう操作により分離精製される.用途はロウソク,パラフィン紙,防水剤,クレヨン原料などきわめて多い. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by