…しかし,彼自身は,ブロードウェーのボードビル出身の〈ソング・アンド・ダンス・マン(歌って踊る芸人)〉としての誇りをもち続け,ブロードウェーの大立者ジョージ・M.コーハンの伝記を演じたミュージカル映画《ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー》(1942)ではその精髄を見せてアカデミー主演男優賞を受賞した。ジョン・フォード,マービン・ルロイ共同監督の《ミスタア・ロバーツ》(1955)などでかくしゃくたるがんこおやじを演じたのち,その〈マシンガンのような早口〉の健在ぶりを印象づけた《ワン・ツー・スリー》(1961)を最後に引退。1981年に《ラグタイム》にゲスト出演した。…
※「ミスタア・ロバーツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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