ミトラ遺跡(読み)ミトラいせき

世界の観光地名がわかる事典 「ミトラ遺跡」の解説

ミトラいせき【ミトラ遺跡】

メキシコ南部の都市オアハカにある遺跡。タラコルラ河谷にある後古典期のサポテカ文化の遺跡で、リオグランデデミトラ川をまたぐ岩場の斜面と丘陵(きゅうりょう)の北側に位置する。ミトラの市街地は、「円柱の建物群」をはじめとする、5つの長方形の中庭を囲む細長い建物群で形成されていて、遺跡南側の中庭を囲む建物の下から、伸展葬による貴族の十字型の墓が発見された。建物の構造は、内部が泥と石、外面は切り取られてから加工された火山岩で覆い、漆喰(しっくい)を塗っている。祭祀センターは、ミトラの建物正面と出入り口の枠に赤地の化粧漆喰が施され、その上に細かい石を組み合わせて、階段状の雷文のような美しい幾何学(きかがく)文様が施されている。◇「ミトラ」はナワトル語で「死者の町」という意味。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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