ミネヤナギ(読み)ミネヤナギ(その他表記)Salix reinii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミネヤナギ」の意味・わかりやすい解説

ミネヤナギ(峰柳)
ミネヤナギ
Salix reinii

ヤナギ科の落葉低木。ミヤマヤナギともいう。中部以北の本州,北海道に分布し,高山から亜高山に生える。葉は毛がなく,楕円形または倒卵形で長さ4~9cm,幅 2.5~5cmほど,先は鋭くとがり基部は円形で,辺縁に波状鋸歯がある。葉の上面は緑色でやや光沢があり,下面は粉白色。花期は5~7月で葉の展開と同じ頃である。雌雄異株。雄花穂は長楕円形で長さ3~6cm,径 1cm。雌花穂も長楕円形で長さ2~5cm,径 7mm。めしべ柱頭は2浅裂する。

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世界大百科事典(旧版)内のミネヤナギの言及

【ヤナギ(柳)】より

…花序は細長い円柱形。(7)ミヤマヤナギS.reinii Fr.et Sav.は高山・亜高山性のヤナギで,ミネヤナギともいう。よく分枝し,砂れき地などでは矮性(わいせい)化して高さ30cm程度。…

※「ミネヤナギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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