ミノア美術(読み)ミノアびじゅつ(その他表記)Minoan art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミノア美術」の意味・わかりやすい解説

ミノア美術
ミノアびじゅつ
Minoan art

青銅器時代にクレタ島に生じた美術のこと。前 2500年頃から前 1400年頃まで栄え,古都クノッソスミノス王 (ギリシア神話) の名にちなんでこのように呼ばれる。地中海を交易していたエーゲ海諸島の人々は古代オリエント文化の影響を受けながら,次第に独特な美術を生んだ。クレタ島のクノッソス,ハギア・トリアダ,ファイストスなどの各地に建築,絵画,諸工芸など遺構が残っており,高度の文化を示している。複雑な構造をもつ宮殿建築が建てられ,有名なクノッソス宮殿には『パリジェンヌ』と呼ばれる近代的な女性像や草花,魚類,鳥獣などを主題とした明るく精彩に富んだ壁画が描かれている。また幾何学文様,植物文様,海生動物などを描いたカマレス式陶器,石壺,『バフィオの金杯』などの金の打出しによる金製の容器,印章彫刻,多産豊穣のための小彫刻その他がある。前 15世紀頃ミケーネ人の侵略によりミケーネ時代に移った。

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