ミヤオ語(読み)ミヤオご

百科事典マイペディア 「ミヤオ語」の意味・わかりやすい解説

ミヤオ(苗)語【ミヤオご】

ミヤオ(苗)族言語ヤオ(瑶)語と合わせてミヤオ・ヤオ諸語と呼ばれる。シナ・チベット語族に属するとする説,アウストロアジア語族モン・クメール語族とする説などがある。単音節語で声調言語語彙(ごい)に中国語の影響が大きい。独自の文字が使用される。中国南部から,ベトナム,ラオス,タイにかけて,250万人の話者がいる。
→関連項目チベット・ビルマ語派

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のミヤオ語の言及

【ミヤオ・ヤオ諸語】より

…中国西南部やインドシナ半島北部に散在するミヤオ(苗)族ヤオ(瑶)族の言語の総称。ミヤオ語Miaoとヤオ語Yaoの言語的関係はまだ不明の点があり,そのうえ両語をまとめるにしてもそれがどの言語系統に属するかも確かでない。普通シナ・チベット語族に入れるが,モン・クメール語族説も無視できない。…

※「ミヤオ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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