みゆき族(読み)ミユキゾク

デジタル大辞泉 「みゆき族」の意味・読み・例文・類語

みゆき‐ぞく【みゆき族】

昭和30年代、既成秩序にとらわれず、奔放な考え方行動をした若者たちのこと。東京銀座みゆき通りに集まったことからの名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「みゆき族」の意味・わかりやすい解説

みゆき族【みゆきぞく】

1964年の夏,東京・銀座のみゆき通りに現れた10代の若者集団をいう。女の子はウエストの紐ベルトを後ろで結んだスリムなロングスカートロングヘアリボン素足サンダル男の子はボタンダウンのシャツに,マドラス・チェックのバーミューダ・パンツか丈の短いコットン・パンツをはき,ともに着替えなどを入れた大きな麻袋をもっていた。折しも東京オリンピック開催前で,街の浄化補導を理由に9月には規制された。

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世界大百科事典(旧版)内のみゆき族の言及

【ヒッピー】より

…このヒッピー風俗は,カウンターカルチャー(対抗文化)とともに,大なり小なり世界中に広まった。日本でも60年代の〈みゆき族〉や〈フーテン〉以来,その影響を見いだすことができる。語源的には1950年代に流行した〈ヒップスターhipster〉に由来し,当初は〈現代感覚に敏感な者〉〈本当のフィーリングをもった者〉といった意味であった。…

※「みゆき族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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