素足（読み）スアシ

デジタル大辞泉

す‐あし【素足】

１ 履物をはいていない足。はだし。
２ 靴下や足袋をはいていない、むきだしの足。《季 夏》「女の―紅らむまでに砂丘ゆく／稚魚」
[類語]はだし

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

す‐あし【素足・跣】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 履物(はきもの)をはかない足。裸足(はだし)であること。
   1. [初出の実例]「妃(みめ)皇女(ひめみこ)山の辺、髪(かみ)を被(くたしみたし)て徒跣(スアシ)にして」(出典：日本書紀（720）朱鳥元年一〇月（北野本訓）)
3. ② むきだしの足。足袋(たび)、くつ下などをはいていない足。また、脛(すね)などをあらわにした足。《 季語・夏 》
   1. [初出の実例]「各(おのおの)かちだちにて御供なり。〈略〉すあしに大ふとはかせられ」(出典：信長公記（1598）一二)
4. ③ ( 足袋をはかないことを意気としたところから ) 吉原の遊女をいう。
   1. [初出の実例]「素足から白無垢になる不二の夢」(出典：雑俳・柳多留‐四四（1808）)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【素足】すそく

白い足。

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出典　平凡社「普及版 字通」