20世紀西洋人名事典 「ミレッラフレーニ」の解説
ミレッラ フレーニ
Mirella Freni
1935.2.27 -
イタリアのソプラノ歌手。
モデナ生まれ。
幼少時からオペラに親しみ、カンポガリアーニに師事。1955年生地の市立オペラ劇場でデビュー。指揮者で優れた歌の教師でもあったレオーネ・マジェラと結婚後、2年間舞台を離れる。’57年活動を再開、同年ヴィオッティ国際コンクール第一位を獲得。’59年オランダ音楽祭、’60年グラインドボーン音楽祭などに出演。’63年スカラ座デビュー。’64年カラヤンの指揮でミミを歌い、センセーショナルな成功を収め、最高級の賛辞が与えられた。叙情性と豊かで柔軟さを兼ね備えた声、安定した技巧、優しさを表現する演技力などで今日を代表するソプラノ歌手といえる。’79年初来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報