ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミーケル」の意味・わかりやすい解説
ミーケル
Miquel, Johannes von
[没]1901.9.8. フランクフルトアムマイン
ドイツの政治家。若い頃マルクスの著書に感銘を受け,急進社会主義者となったが,のちに自由主義的傾向に転じ,ハノーバーのゲッティンゲンで法律家となり,政界に進出。 1859年 R.ベニクセンらとドイツ国民協会の創立に参加。ハノーバーのプロシア合併後,67~82年国民自由党のプロシア議会下院議員。 82年以降は同議会上院に属し,87年からドイツ帝国議会下院議員。また 90~1900年プロシア蔵相として税制改革を指導し,貧困者の救済に努めたが,宰相 B.ビューローと対立して辞職した。
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