ムウス砂漠(読み)ムウスさばく

百科事典マイペディア 「ムウス砂漠」の意味・わかりやすい解説

ムウス砂漠【ムウスさばく】

中国,内モンゴル自治区伊克昭盟南部烏審旗から陝西省北部の楡林一帯にかけて広がる砂漠漢字では毛烏素。烏審砂漠とも。面積約1万km2。北部はほぼ固定した砂漠だが,南部は流砂により,かつては年間3〜5m砂漠が南東へ移動する現象が見られた。解放後の砂防工事で流砂が食い止められ,灌漑(かんがい)・植樹が行われるようになった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムウス砂漠」の意味・わかりやすい解説

ムウス(毛烏素)砂漠
ムウスさばく
Mu Us shamo

中国北部,内モンゴル (蒙古) 自治区中央南部,オルドス (鄂爾多斯) 高原南東部の砂質砂漠。地下水位が比較的高いため,風砂を防ぐための植林が行われ耕地化がはかられている。北部のウーシェンチャオ (烏審召) では牧畜のほか野菜,果樹栽培が行われている。

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