昔物語(読み)ムカシモノガタリ

デジタル大辞泉 「昔物語」の意味・読み・例文・類語

むかし‐ものがたり【昔物語】

昔から伝わる物語
継母の腹きたなき―も多かるを」〈・蛍〉
昔話むかしばなし1」に同じ。
「この―は尽きすべくなむあらぬ」〈橋姫

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精選版 日本国語大辞典 「昔物語」の意味・読み・例文・類語

むかし‐ものがたり【昔物語】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昔、作られた物語。昔から伝わる物語・伝説など。
    1. [初出の実例]「みる人もあはれに、むかしものがたりのやうなれば、みな泣きぬ」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)
  3. 昔あったことについての物語。懐旧談
    1. [初出の実例]「年比は対面なくてなりもて行くもあはれに思う給へつるをとて、昔物語などするほどに」(出典:落窪物語(10C後)三)

昔物語の語誌

→「ふるものがたり(古物語)」の語誌

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「昔物語」の解説

むかし物語
むかしものがたり

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
並木正三(1代)
初演
宝暦2.12(大坂・三桝座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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