ムスタファアブドルジャリル(英語表記)Mustafa Abdul Jalil

現代外国人名録2016 の解説

ムスタファ アブドルジャリル
Mustafa Abdul Jalil

職業・肩書
政治家,法律家 元リビア国民評議会(TNC)議長

国籍
リビア

生年月日
1952年

出生地
バイダ

本名
Abdul Jalil,Mustafa Mohammed

学歴
リビア大学〔1975年〕卒

経歴
リビア大学で法学を学ぶ。郷里バイダの検察庁で働いた後は判事を務めるなど、一貫して法曹界で活動。1978年判事、2002年高裁長官を経て、2007年司法書記(法相)に就任。2010年1月にはテレビ中継された演説で「裁判所が300人の政治犯に無罪判決を下したのに当局は拘束を続けている」と述べ抗議辞意を表明したが、認められなかった。40年を超えるカダフィ政権内において政権に厳しい意見を持ち、2011年2月反政権デモが起こると説得を目的に首都トリポリを離れ、そのまま政権を離脱。3月反カダフィ派の中核組織であるリビア国民評議会(TNC)を設立して議長に就任。カダフィ政権打倒に際してTNCは国際社会にリビアの正統な統治組織として認められ、カダフィの独裁体制を崩壊させた。2012年8月議長退任。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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