日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムファット」の意味・わかりやすい解説 ムファットむふぁっとGeorg Muffat(1653―1704) ドイツの作曲家、オルガン奏者。ドイツのバロック音楽にフランスとイタリアの様式を移入した。6月1日サボアのメジェーブで受洗している。少年期にアルザスに行ったが、1663~69年パリでリュリに学び、ふたたびアルザスに帰ってストラスブール大聖堂のオルガン奏者を務めた。バイエルンのインゴルシュタット大学で法律を学んだのち、ウィーン、プラハ、ザルツブルク、パッサウで活躍し、1704年2月23日同地で没した。1681~82年にはローマでパスキーニに師事し、コレッリの影響も受けている。[樋口隆一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例