ムプマランガ州(読み)ムプマランガ(その他表記)Mpumalanga

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムプマランガ州」の意味・わかりやすい解説

ムプマランガ〔州〕
ムプマランガ
Mpumalanga

南アフリカ共和国北東部の州。州都はムボンベラ(旧ネルスプロイト)。東でモザンビークエスワティニに接する。1994年トランスバール州を分割し,東トランスバール州として新設。翌 1995年現州名に改称。西部に標高 1200~1800mの内陸高地草原(ハイベルト),東部に標高 2300mをこえるドラケンスベルク山脈,北東部に広大な内陸低地草原(ローベルト)が広がる。リンポポ川支流が干上がってできた土地が州域の大部分を占める。年平均気温はハイベルトで 16℃,亜熱帯に属するローベルトで 23℃。バンツー諸語を話すングニ諸族スワジ族ンデベレ族を含む)を主とした黒人が人口の約 9割を占め,そのほとんどが農村部で暮らす。白人は約 1割で,おもにアフリカーンス語を話す。トウモロコシコムギ,果物などの栽培および牧牛,牧羊などの農牧業が広く営まれる。石綿,銅,鉄鉱石,プラチナなどの鉱物資源も豊富。中心都市はムボンベラとウィトバンク。モザンビークとジンバブエにまたがるグレートリンポポ国境地帯公園の一部をなす,クルーガー国立公園の南半分を有する。面積 7万6495km2。人口 360万6800(2009推計)。

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