日本大百科全書(ニッポニカ) 「ローベルト」の意味・わかりやすい解説 ローベルトろーべるとCarl Robert(1850―1923) ドイツの考古学者、古典学者。1866年から、古典文献学の雑誌『ヘルメス』の編集を行い、80年にはベルリン大学、90年からはハレ大学の教授となった。遺物・遺跡に対する解釈を考古解釈学として体系づけ、新領域を開拓したことで知られる。考古解釈学は、遺物・遺跡に対し、何であり、本来はどうであり、何を表し、何を意味するかなどの究明を任務としている。著書に『イリアスの研究』(1901)、『考古解釈学』(1919)などがある。[南 博史] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例