むやむや(読み)ムヤムヤ

デジタル大辞泉 「むやむや」の意味・読み・例文・類語

むや‐むや

[副]嫉妬しっとに悩みもだえるさま。
「―修羅もやして」〈円朝真景累ヶ淵

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精選版 日本国語大辞典 「むやむや」の意味・読み・例文・類語

むや‐むや

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. むらむら(群群)
    1. [初出の実例]「そこそこでむやむやと、人が多になったほどにぞ」(出典:漢書列伝景徐抄(1477‐1515)陳勝項籍第一)
  3. 怒りや嫉妬(しっと)気持でもだえるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「末席には目をひそめ後指をさすやうにもおもはれるればむやむやとわくより外のことなし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)五)

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