日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムラーノ」の意味・わかりやすい解説 ムラーノむらーのMurano イタリア北東部、ベネト州、ベネト・ラグーナ(潟湖(せきこ))内の五つの小島からなる町。行政的には1923年からベネチアの一部をなす。1292年ベネチアからのガラス工の移住を契機としてベネチア・ガラスの産地として知られるようになり、15~16世紀に全盛時代を迎えた。その後衰退したが、19世紀後半に再建され、いまも生産が盛ん。ガラス工芸博物館がある。[堺 憲一] ベネチア・ガラスの工房 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例