ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メアンダー文」の意味・わかりやすい解説 メアンダー文メアンダーもんmeander 方形のパターンをつくりながら規則的に一定の方向に連続していく蛇行曲線の文様。雷文,ギリシア文とも呼ばれる。古代ギリシアのフリュギアの曲がりくねった川の名「メアンドロス」に由来する名称という。古代エジプトにも例があるが,古代ギリシアの幾何学様式時代(前900頃~前800頃)には最も盛んに使われ文様の主流を占めた(→幾何学様式)。この意匠は東西それぞれ多元的に発生して展開したようである。西洋ではルネサンス時代に再興し,18世紀末から 19世紀初めにかけて再び盛んに使われた。今日でも縁どり文様としては基本的な意匠の一つとなっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by