メイ渓谷自然保護区(読み)メイけいこくしぜんほごく(英語表記)Vallée de Mai Nature Reserve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メイ渓谷自然保護区」の意味・わかりやすい解説

メイ渓谷自然保護区
メイけいこくしぜんほごく
Vallée de Mai Nature Reserve

セーシェルのプラスリン島のメイ渓谷にある自然保護区。面積約 0.2km2。高さ 30mほどに成長し,約 20~30kgにもなる巨大な実をつけるオオミヤシ (フタゴヤシ) の生育地として知られる。かつてはそのヤシの実が海流に乗って流れる様子が人々の興味をかきたて,多くの伝説を生んでいたが,今日では採集は禁じられている。花崗岩に覆われた原始のままの密林にはセーシェルヒヨドリ,セーシェルルリバト,アシナシイモリ類など珍しい鳥や爬虫類も生息している。 1983年世界遺産の自然遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android