ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メチルブロマイド」の意味・わかりやすい解説 メチルブロマイドmethyl bromide 無色,不燃性,有毒の気体。化学式 CH3Br。別名臭化メチル,ブロモメタン。農業用燻蒸剤として使われる。製品は冷却液化してボンベに充填。穀物,生果実などの倉庫の屋内燻蒸により貯穀害虫などの防除に用いられ,また土壌燻蒸によって線虫類,ダンゴムシ,根切虫などの土壌害虫,苗立枯病(→立枯病),白絹病,青枯病などの土壌病害の防除,雑草種子の殺滅に著効を示す。クロロピクリンと異なり低温時の使用に適するが,有毒でしばしば中毒死を起こす。オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書で製造,使用が禁止された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by