ブロモメタン(読み)ぶろもめたんでーたのーと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブロモメタン」の意味・わかりやすい解説

ブロモメタン(データノート)
ぶろもめたんでーたのーと

ブロモメタン
CH3Br
分子量94.9
融点-93.66℃
沸点3.56℃
比重1.732(測定温度0℃)
屈折率(n) 1.4301

ブロモメタン
ぶろもめたん
bromomethane

ハロゲン化アルキルの一つ。メタンの水素原子1個を臭素原子に置換したもの。臭化メチルメチルブロミドともよぶ。クロロホルム様の臭気をもつガスである。水には約2%溶け、有機溶媒にはよく溶ける。

 メタノールメチルアルコール)に臭化水素酸と少量の硫酸を加えて蒸留すれば得られる。


 玄米小麦、耕土の燻蒸(くんじょう)剤や精油の抽出剤に用いられる。許容濃度15ppm。ガスを吸入すると頭痛めまいなどをおこす。

[加治有恒]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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