メハサンダ遺跡(読み)メハサンダいせき(その他表記)Mekhasanda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メハサンダ遺跡」の意味・わかりやすい解説

メハサンダ遺跡
メハサンダいせき
Mekhasanda

パキスタン,マルダン地区シャーバズガリ北方のチャナカデリ遺跡の脇の山腹にある仏教寺院址。 19世紀末に A.フーシェが調査しているが,1962~67年には京都大学が発掘調査を行なった。中央尾根上の台地に塔院があり,それに接して会堂,厨房などの施設があり,さらに下方には僧院が点在する。塔院は大塔のまわりに供養小塔,その四周に祠堂が並び,塔院の前方の参道石段の左右にも祠堂列がある。おもな遺物石彫スタッコ仏像,菩薩像,建造物の装飾部分である。3世紀中頃の創建で,4世紀末まで増築が行われたと考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む